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~ シプレ世界 

屋敷を徘徊する狩猟メイド。ベルと引摺る音が聞こえても、詮索しないほうが良い。
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Coc.011

Justice
❖ 人物型録Chypre

 冷静で冷徹、諸刃の剣のような怪異。

 自分の中の正義を貫き、それに私情を一切持ち込むこともない。すべてを本能で見抜いて生きている。その分、悪意や不公平には容赦なく鉄槌をくだす。

 そんな彼女はまさしく裁判の女神。けれども、偏向に出ることも多々ある。

 とどのつまり、扱いにくい。

❖ 蒐集:correct conclusion -正しい結論-

 どんな状態にあっても公平な判断ができる者が好ましい。

❖ 早朝当番

 己を厳しく律する彼女は、早朝だろうが深夜だろうが常に万全の体制。

 といっても、怪異にとって此処での時間概念は無いに等しい。

❖ 011:アパシー ダンジョン

 部屋の扉を開けると、そこは深い霧に覆われた森の中だった。朝とも夜ともとれない、安定と不安定で均衡のとれない白濁の空間。

 湿気を帯びた空気を払い進むと、どこからともなくベルの音が響いた。

 「……邪魔をしに来られたのですか? ……迷われた。……そうですか」

 猟銃を構えた貞淑な女がベルを鳴らす。木々の揺らめきとともに反響する音。

​ざわざわと沢山の気配が客人の辺りを囲んでいた。

❖ 博物陳列取得品

・朝を告げない梟…相応の██を与えなければ、誰であれ夜を終えてくれない。

・幕引きの猟銃…罪人を███すマスケット。主の性質よっては瓦解する。

エンドルのベル…他の使用人を召集するための鈴。現状が好転か悪化かは客人次第。

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